DTL fixed-tuner tuning procedure
半固定チューナーチューニング簡易手順書
990826 T. Kato
1)半固定チューナー及び自動チューナーの最終位置決めは、ユニットタンクをあわせた完全なタンクにおいて、初めて決定できる。ユニットタンクだけのチューニングでは、何も決まらない。
2)すべてのチューナー位置は、共振周波数及び電場分布の双方を勘案して決める。
3)タンク及びDT組み立て後、チューナーゼロ位置(空洞内面とする)、ポストカップラー装着無しの状態で電場分布をはかる。
4)ポストカップラーを合流点から少しはずした状態で電場分布をはかる(この項は実験が必要、実験結果により方針を決める)
5)その電場分布を相殺するようにチューナーを分布させる。この時の、チューナーの局所周波数分布を、ポストチューニング後に使う。
6)ポストチューニングを行う。この場合、端部付近のチューナーを使って電場分布勾配を与えておく。これより、ポストカップラー分布とポストによる周波数変化が決まる。
7)周波数摂動を与えて自動チューナーを1本使うか、2本使うかを決定する。
8)運転周波数(温度、真空を含む)、項番(3)ー(6)の測定を基礎にして、各固定チューナー及び、自動チューナーの位置を決める。
9)これらの測定を行う時に、タンク及びDT温度はどのような状態でよいかを、あらかじめ検討の事。
10)電場が平たんな状態で各チューナーの特性をあらかじめ測定の事。
参考資料: DTL TANK distribution 980710 T. Kato
以上