収束法の特徴


ビームには、縦方向の運動と横方向の運動がある。従来、縦方向収束力は 電場の値等で決まってしまい、加速中には変化させられないので、 横方向だけを独立に考える方法が採用されていた。例えば、横方向の 位相進みを一定に保つという方法である。これに対して、縦の収束力と 横の収束力を関連させて考える方法がある。例えば、equipartitioning 法と 呼ばれる。本リニアックでは、両者の収束法に対応できるようなデザインとなっている。 当初は、主としてequipartitioning 法を試用する予定。

下図はequipartitioning 法の場合の位相進みの例である。

下図に、二つの収束法に必要な磁場勾配の値を示す。