ion source beam transient

イオン源からのビームパルスの立ち上がり特性に関する見解 2001.3.23 T. Kato

2001.3.23 リニアック打ち合わせで議論されたイオン源からのビームのなだらかな立ち上がり特性についての意見を記します。

1)ビーム自体
  このような状態はなんらかが過渡状態である事を意味しているので、ビームの性質等が変化している可能性がある。PSリニアックでは、こうした部分をカットして使っている。
2)後続の加速過程
 この部分のビーム強度は大きく変化するので、空間電荷効果が変化する。full intennsity バンチと比べると、縦横ともに大きな位相回転を生じる可能性があり、これはミスマッチと同じ事である。
3)高周波電源
feed forward を使う場合には、多少かけ方が複雑になる。
4)リング入射
粒子数を損する。前項までの効果によりエネルギー及びエミッタンス等がnormal bunch と異なる可能性があるので、工夫が必要となる可能性がある。