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: 2. 2007年5月第3週 run-7 : COMMENTS ON THE J-PARC : 目次   目次   索引

1. 序

2007年連休があけて、5月第3週からスタディが再開される。今回からビーム電流が25〜30mAになる。空間電荷効果が増大するので、新たに横のチューニングが必要となるだろう。その場合、以前に較べてビームサイズが大きくなっている可能性もあるので、ビームスタディ中の加速途中でビームを落とす確率が増えると思われる。それは、空洞に損傷を与え、空洞の放電という形で表面化する事があるので、注意が必要だ。ビームロスモニターや機器の放射化の具合にも注意が一層の注意が必要であろう。(以上はラン前のコメント)
結果的に、本ランでは、最終日に近い5月22日頃に、それまでの一週間にわたるスタディ時間を無にするに等しいチューニングの誤りが発見された。即座にそれは修正された様だが、恐らく意図した最終データをとれないままでチューニングは終ってしまった。このミスの原因は次の二点にある。 今回のミスは、スタディ時間の浪費と関連機器への損傷という形の代償を払っている。今後はこうした事がないようにお願いしたいものだ。J-PARCリニアックは生まれは良いので、そこそこの事をすれば、良い結果が生まれるはずである。


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