6月13日配信のBEAM STUDY SUMMARY
26mA, 3MeV加速で以下のようなスタディーを行った。
・MEBTベンドラインエミッタンスモニターによるビームプロファイル測定
・MEBTベンドラインエミッタンスモニターによるエミッタンス測定
これらの測定をもとに、RFQのRF振幅と入射エネルギーを決定した。
文章通り理解すれば、MEBTベンドラインの測定をもとにRFQのRF振幅と入射エネルギーを決定したと理解される。
はて、測定は出来ると思うが、どのような意味で「決定」したのであろうか。
測定したデータの中の一つを、これだと決めるだけの絶対的な意味の測定精度が、ベンド系にあるのかが疑問の第一。きちんと構築されたタイムオブフライトとの関係が疑問の第二。第三は下流の加速との関係、等々。
いづれにせよ、ベンド系がRFQのRF振幅と入射エネルギー決定に役立つとすれば、幾多の困難にもかかわらずベンド系を設置した甲斐があった事になる。
(6月15日記)