BLMについての備忘記録 (Vol2: 波形について) | ||||||||||||||||||||||||||||
文章v001 . | ||||||||||||||||||||||||||||
memo'ed by S.Sato . | ||||||||||||||||||||||||||||
目次 | ||||||||||||||||||||||||||||
(0)目的 | ||||||||||||||||||||||||||||
(1)波形データ [ 頁左側:BeamOn、頁右側BeamOff ] | ||||||||||||||||||||||||||||
(1-1)SDTLでのBLMの波形 | ||||||||||||||||||||||||||||
(1-2) ACS, L3BT, ビームダンプでのBLMの波形 | ||||||||||||||||||||||||||||
(2)まとめ | ||||||||||||||||||||||||||||
(0) 目的: 系統的にデータを取る為の(例えば、HV等を変化させて個体差を確認する ) 道具作り議論の参考資料として、BLMの波形について備忘記録をとる。 (あ)BeamOffのペデスタル、 (い)BeamOn時のバックグラウンド(読出し回路起因、あるいは、RF空洞起因、等) (う)BeamOn時にwireを挿入したときのロス信号、 を記録する。 |
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備考:本データは2007Apr16に取られたものである。 BLM-HVは2kV, preampゲインは100倍、入力impedanceは50オームである。 |
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(1) 波形データ | ||||||||||||||||||||||||||||
デジタイザーは、手持ち状況から2種類 (WE7111, WaveEndlesRecorder)
が有る。 SDTL部にはWE7111が、 その他(即ち、DTL部、ACS部、L3BT部、0度ダンプ部)には、WERが用いられている。 |
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図1-1、図1-2は、S1~S15までのBLMの波形である (それぞれ、Beam ON時、OFF時)。 横軸は、図2に示したSCTと同じである。 | ||||||||||||||||||||||||||||
頁左側半分は、BeamOn時のバックグラウンド(+ビームoff時のペデスタル)データ、 頁右側半分はBeamOff時(但しRFはON(夜間エージング用))のペデスタルである。 | ||||||||||||||||||||||||||||
図1-1からBeam時刻前のRfonの状態からバックグラウンドは見えている。 この事は図1-2に示された(黒点線囲みで強調)、「S1~4、S7,S13~15では、(データ取得時であった その日の) 夜間にはRFOnの時間を長くしていた(RFGr, T.Kobayashi氏に確認済み) 」事からもわかる。 |
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図1-3は、SDTL2AのWSで、wireを挿入したときのデータである。茶色矢印で指し示した部分 (約50us幅のビームに相当) では、wireによるロス分が加算されている。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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Beam On時 のバックグラウンド信号(頁の左側半分) | Beam Off 時の ペデスタル (頁の右側半分) | |||||||||||||||||||||||||||
(1-1) SDTLでのBLMの波形 (縦軸全幅:0.001~0.1[V]Log表示。横軸は全幅 200 [us]。) |
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↑図1-1:
S1~S15までのBLM波形(BeamON時)。 横軸は、図1-4に示したSCTと同じ。 縦軸はlog表示(0.001V~0.1V) 。 |
↑図1-2:
S1~S15までのBLM波形(BeamOff時)。 横軸は、図1-4に示したSCTと同じ。 縦軸はlog表示(0.001V~0.1V) 。黒点線囲みでの強調部分は、「S1~4、S7, S13~15では、(データ取得時であったその日の) 夜間にはRFOnの時間を 長くしていた(RFGr, T.Kobayashi氏に確認済み) 」事に相当する。 |
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↑図1-3: SDTL2AのWSでwireを挿入したときのデータ。縦軸はlog表示(0.001V~0.1V) | ||||||||||||||||||||||||||||
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↑図2: SCTの波形。 横軸は、BLM(S1~S15)即ち図1-1, 図1-2, 図1-3 と同じ。 | ||||||||||||||||||||||||||||
(1-2) ACS, L3BT, ビームダンプでのBLMの波形 (縦軸 (黒色画面8ch全体で)約0.1[V]Lin表示。横軸全幅 約100 [us]。) |
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↑図3-1:
(上から)ACSの、Q40, Q44,
Q48, Q52, Q56, Q60, Q62, Q68のデータ (Beam ON時)。赤点線で囲った部分に、ビーム時間幅(約50us)に同期した信号が見える。 (縦軸 (黒色画面8ch全体で)約0.1[V]Lin表示。横軸全幅 約100 [us]。) |
↑図3-2:
(上から)ACSの、Q40, Q44,
Q48, Q52, Q56, Q60, Q62, Q68のデータ (BeamOff時) (縦軸 (黒色画面8ch全体で)約0.1[V]Lin表示。横軸全幅 約100 [us]。) |
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↑図4-1:(上から)ACSのQ71, Q76, Q80,
Q84、L3BTのQ4, Q8, Q12 (と参考の為SCT) のデータ(BeamON時) 。赤点線で囲った部分に、ビーム時間幅(約50us)に 同期した信号が見える。 (縦軸 (黒色画面8ch全体で)約0.1[V]Lin表示。横軸全幅 約100 [us]。) |
↑図4-2:(上から)ACSのQ71, Q76, Q80,
Q84、L3BTのQ4, Q8, Q12 (と参考の為SCT) のデータ(BeamOff時)。 (縦軸 (黒色画面8ch全体で)約0.1[V]Lin表示。横軸全幅 約100 [us]。) |
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↑図5-2:(上から)L3BTのQ14, Q18, Q21, Q23、Q27,
Q30、と ビームダンプ0度、 のデータ (BeamON時)。 赤点線で囲った部分に、ビーム時間幅(約50us)に 同期した信号が見える。 (縦軸 (黒色画面8ch全体で)約0.1[V]Lin表示。横軸全幅 約80 [us]。) |
↑図5-2:(上から)L3BTのQ14, Q18, Q21, Q23,
Q27, Q30、と ビームダンプ0度、 のデータ (BeamOff時)。 (縦軸 (黒色画面8ch全体で)約0.1[V]Lin表示。横軸全幅 約80 [us]。) |
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(2)まとめ | ||||||||||||||||||||||||||||
系統的にデータを取る為の(例えば、HV等を変化させて個体差を確認する ) 道具作り議論の参考資料として、BLMの波形について備忘記録をとった。 | ||||||||||||||||||||||||||||
例えば、RFonのデータからバックグラウンド信号を差っ引く場合には、 Beamより前の時刻で行わなければならないことがわかる。 |
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*** 以上 *** |