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6.1 位相差の検定

$\bullet$ 2006年12月22日の報告より

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Kです。

昨日、DTL3のRF不安定(FBが発振)の原因は、324MHz信号発振器が異常で位相ロックがかからない状態だったためで、本日このモジュールを交換しました。
(位相ロックのインジケータLEDは点灯していてロック状態を示していた)

交換後、D2に対するD3の位相を測定したところ(位相スキャン結果の最適値に設定)、18度くらいズレがありました。
(ーーー略ーーー)
交換したモジュールは基準312MHzの光受信系(光ファイバ,O/E,増幅・分配)を含むので、これらで基準信号312MHzの位相が変わったことによると思われます。
やはりこれらが故障して交換した場合はかなり位相(基準信号)が変わってしまうことが分りました。
(隣の空洞間の位相を計測しているので±1度の精度で戻すことは可能)
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コメント:
縦に連なる多段のリニアックでは、セクションの間の位相保持がひとつの課題である。上述の問題は、建設の初期の段階から予想され、且つ議論された事である。迅速に対処する復旧方法を確立しておく事が、将来のフル運転時には有用となるであろう。


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