: 3.2 ビームコミッショニング
: 3. 3月スタディに対するコメント
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二つの問題があった。第一は、DTL1 の放電が多くなっていた事。第二は、空洞の共振周波数のチューニング法に関するものである。
- 第一の問題の原因は、人為的なものといえよう。空洞内電場の立ち上がり部分について、RFグループは、電場の立ち上がり時間を早くする方法をとっているようである。その方法は、500〜600マイクロ秒の最初の部分の電力を大きくするというやり方である。この立ち上がり部分の特性を指定する時定数を変える(遅くする)事により、DTL空洞の放電は止まった。更に詳しい空洞の放電の解析結果を待たなければ、正しくはいえないが、一般的には、入射電力の始めの部分を大きくするという方法は避けるべきである。この部分は、色々な意味で変化が大きい所であり、そこのハンドリング電力を小さくする事は、機器の安全な運転法というべきである。
- 第二の問題は、空洞の共振点の見つけ方の議論と実験を、この時期にしているという事実の中にある。実際の運転の際に予見される事柄を、試験運転の段階から充分用意しておく事が、本当に必要な事ではないか。必要と思われるデチューニングは、最初から予見されているのである。その意味では、高周波グループには、運転時の細かいチューニング法に関して、多くの課題が残されているのではないか。
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