4/10 S10〜S15までKさんがVSWRメータのトリガー位置?を変更してくれました。
4/11 DB1、DB2のフェーズスキャンを実施しました。
4/11現在のパラメータを送ります。
Run毎の比較を追加してみましたが非常に見にくいので参考まで。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第5章の参考文献「Run6-tank-parameter」に示した。
4月12日配信:皆様へ!!
豊富なデータを有難うございます。チラット斜め読みしただけで申し訳ありませんが、 Run毎の比較では、運転方法(tuning)が落ち着きつつあることが分かります。
しかし、最終tuning状態がこれで良いかどうかは別に考慮されるべきでしょう。
今後、多分、ビーム強度が増えた時、beam loadingが補償される系かどうか?
beam loading中のクライストロンの出力波形、feedfard量、chopped beam加速時の状況等々にも関心を持って下さい。
ビーム強度が増えた時、SDTLとして加速する為(即ち、設計値の1%、1度を確保するには)、更に、タンクの条件、位相制御、パワー等々のtuningが変わってくるはずです。
今後とも、データ収集よろしくお願いします。興味を持って読まして頂きます。
追伸;
DB2(SDTL31)のオートチューナの設定位置がおかしかったという件ですが、Aさんがまとめ且つ公開されたレポート(S31は別の人が測定していますが、報告を現在見ることが出来ません)が充分活用されていない点を深く反省しています。
ATの許容移動領域(加速電場分布が設計者の1%以内に収まる領域)、カップリングの変更で周波数のズレがどれくらいか(少ない)、TEモードのAT移動との関係(確か、AT許容移動範囲ではTM010モードから充分離れていたと記憶しています)等々はAさんのSDTL31以外のレポートに記述されています。
故に、今回のAT位置設定時、適当に移動し、タンクにパワーが入ることのみをみて、設定したのだと想像しています。
他のSDTLのRF特性もAさんのレポートのように記載し、公開されていれば良いことではないでしょうか? まず第一の対策とは報告することです。
4月12日配信:Re: DB-2の問題
連絡ご苦労様です。まあ、いろいろありますが、正直自分が情けない。チューナーの位置確認を完全に忘れてました。パワーが入ったからと、安心していました。申し訳ありません。反省してます。(何度目か?)
DB-2のVSWRが〜2で設定した〜3.5より大分小さく不思議に思っていました。Q0値が半分位になればあり得ることは理解してましたが、通常それは考えられない、と思っていたのです。(脚注1)
が、モードが混じるとあり得ます。現時点でのVSWRを確認して下さい。多分増えているはず。
今日、日中はつくばにいます。今宵の深夜シフトです。
(脚注1)
RF組/FAさんにはQ測定用に空洞レベルの立ち下がりのデータ取得をお願いしてある。だから、もしかしたらチューナーを突っ込んだ状態でのQが分るかも。
これは検波器を通したオシロでの波形測定では検波特性から誤差が大き過ぎるがLLRFで使用している系ではきちんと電圧を測れる、というASさんのご指摘により、FAさんに全空洞のデータ収集をお願いしていた。そしてDB-2を先に測定してくれるよう依頼はしていた。
On 2007/04/11, at 18:18, T.H wrote:
DTL-Grの皆様
今日、DB-2(SDTL-31)のチューナー位置を大幅に移動させたら、ビームに利くようになったという報告を受けて、ローパワーのノートを少しひっくり返してみました。
今、Aさんがエージングのパワー値を決めてくれて(12.5kw)でエージングをやり直しています。
現在の真空度は8E-6Pa程度でかなりガスが出ている模様ですが、エージング初期だと思えば、妥当かと思います。
4月12日配信:[lco:00335] Buncher new setting point
今日の位相スキャンで求まった新しいバンチャーの設定値は、
バンチャー1:振幅4090、位相330.1度
バンチャー2:振幅3730、位相202.9度
です。
よろしくお願いいたします。
4月12日配信:S10A&Bの位相スキャン結果が数値計算結果と合わなかった原因はFITTINGソフトのバグだそうです。
4月13日配信:Subject: [jk-acc:03309] Study Summary (April 11 - 12)
皆様:
LINAC Study Summary 配送システムがWeb Server変更のSide Effectのため、ここ二日間jk-accに配送されておりませんでした。ここに二日分のサマリをまとめてお送りいたします。
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BEAM STUDY SUMMARY(April 11, 2007 10:00 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV/ 114-124 MeV/ 179-183 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse
width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: MEBT beam stop/ 0-deg beam dump
Buncher ON, Chopper OFF
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・SDTL10の位相スキャン(再確認)
ほぼ前回結果を再現した。
詳細な解析は継続中。
・デバンチャーの位相スキャン
デバンチャ−1の振幅位相調整は完了
デバンチャ−2は、コンディショニング後、再調整する。
・ワイヤースキャナーの制御アプリの試験
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BEAM STUDY SUMMARY(Apr. 12, 2007 10:00 -21:10)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV/ 114-164 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec,
Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
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・MEBTのFCTの確認とバンチャーの再位相スキャン
・SDTL10位相スキャン(再確認)
SDTL10の位相スキャン曲線がシミュレーションとあまりあわない問題は、フィットのプログラムの問題であるとわかった。
・SDTL11-SDTL13の位相スキャン
SDTL10の設定値が変わったため、SDTL11以降の再位相スキャンを開始した。
SDTL13まで完了した。
・ワイヤースキャナーの制御アプリの試験
位相スキャンと平行して継続中。
4月12日配信:Subject: [lco:00336] FCTパラメータ更新(注あり) [v004h2版。D3ラック更新。]
D3ラックに集約されているFCT(D1,D2,D3,S2-1のFCT)のエレキ「位相検出器+デジタイザWE」を較正しました。
パラメータ更新よろしくお願いします。v004h2版です。(更新記録にもありますが、D3ラック部(赤茶色塗り)です)。
これで「最上流FCT(MEBT1)」から,「Debuncher1上流側FCT」まで「位相検出器+デジタイザWE」が,較正されたことになります。
注:更新の程度を下記に添書しました。明日の(4月13日)日々打合せで,相談しましょう。
== 以下,添書[今回の更新の程度] ==
位相offsetを比較すると、
今迄[v004h1版まで]->今回[v004h2版](差:=今回−前回)
0度設定の場合(即ち,"P1-norm"[度])
D1 ( 0dB): 8.63 -> 14.7681180 (差: 6.1381180度)
D2 (-20dB): 86.44 -> 75.9735659 (差:-10.4664341度)
D3 ( 0dB):-160.14 -> -160.3715159 (差: -0.2315159度)
S2-1(-20dB):-149.11 -> -154.1945961 (差: -5.0845961度)
180度設定の場合(即ち,"P1-inv"[度])
D1 ( 0dB):-170.97 -> -165.1318820 (差: 5.8381180度)
D2: (-20dB): -93.16 -> -104.6264341 (差:-11.4664341度)
D3: ( 0dB):-339.54 -> -340.7715159 (差: -1.2315159度)
S2-1(-20dB):-328.71 -> -334.1945961 (差: -5.4845961度)
==以上,添書==
著者コメント:前回と今回の差が大きくバラバラである事、あるいは、0度設定と180度設定の値が1度程度である事。どのように評価しているのかが伝わらない。
4月13日配信:Subject: f0 サーチ方法の比較結果 (速報)
各位
FA君がまとめてくれたf0 サーチ方法の比較結果をお送りします.
空洞はS4とS7を除く全SDTLです.
赤:共振曲線から求めた値と「位相流れ」から求めた値の差の頻度
青:共振曲線から求めた値と「反射波最小」から求めた値の差の頻度
4月13日配信:空洞Q値と結合度
各位
先日FAさんが測ってくださった空洞のRFレベルのデータからQ値を算出してみました。まだばらつきは大きいですが、これから何とかするつもりです。取りあえず速報版を送りますので、ご検討下さい。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第5章の参考文献「空洞Q値と結合度」に示した。
パルスの立ち下がりを使って空洞の負荷Q値を測る方法は、昔から使われているが、大電力運転時に、数多くの空洞についてデータを取り、精度向上の為にフィッティングまで行うのは、興味深い。カップリングが精度よく求まれば、無負荷Q値を求める事が出来る。
4月13日配信:Subject: [jk-acc:03316] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Apr. 13, 2007 10:00-19:30)
-- Beam conditions --
Energy: 153-183 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg beam dump
Buncher ON, Chopper OFF
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・SDTL14,15の位相スキャン
・ワイヤースキャナーの制御アプリの試験
19:30ごろ冷却水異常のためビーム試験中断。
20:45ごろ冷却水復帰。DTL2以外はRF再立ち上げ完了。
DTL2フロースイッチリセットのため、明日、トンネル内入室の予定。