: 3.2.2 どのような変位か
: 3.2 Run 8 前半のスタディ
: 3.2 Run 8 前半のスタディ
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前回のランの最後になってCG (コミッショニンググループか)は理解しがたき現象に遭遇したとの事であった。SDTL3以降のビーム位置が1時間という長い時定数で勝手に変動する現象が発生したのである。毎日のスタディレポートにはそうした記述がないが、推測を誘う記述が存在した事に気付く。
BEAM STUDY SUMMARY中の記述:
- 5月20日:181MeV, 26mA加速で以下のビーム試験を行った。・横マッチング(継続中)
- 5月21日:181MeV, 26mA加速で以下のビーム試験を行った。・横マッチング(継続中)
- 5月22日:181MeV, 26mA加速で以下のビーム試験を行った。・横マッチング(継続中)
- 5月23日:181MeV, 26mA加速で以下のビーム試験を行った。・横マッチング(継続中)、MEBTでのマッチングとDTL出口でのマッチングは完了した。
- このあたりでMEBTミスマッチに気付いて修正作業。
- 5月24日:181MeV, 26mA加速で以下のビーム試験を行った。・横マッチング、直線部の横マッチングが完了した。
- 5月25日:181MeV, 26mA加速で以下のビーム試験を行った。・ビーム軌道の安定性の確認
- 6月12日:3MeV, 26mA加速で以下のスタディーを行った。・MEBTベンドラインエミッタンスモニターによるビームプロファイル測定
- 6月13日:26mA, 3MeV加速で以下のようなスタディーを行った。・MEBTベンドラインエミッタンス
- 6月14日:26mA, 181MeV加速で以下のビーム試験を行った。・MEBTおよびSDTL上流部でのビームプロファイルの測定 ・ビーム軌道の安定性の測定
ピーク電流を5mAに下げ、以下のビーム試験を行った。・ビーム軌道の安定性の測定・181MeV加速と55MeV加速でのビーム軌道の安定性の比較
- 6月15日:62MeV加速(SDTL2まで加速)および68MeV加速(SDTL3まで加速)で、以下のようなビーム試験を行った。 ・ビーム軌道の安定性の測定
- 6月16日:Subject: [lco:00382] WSMフレームの交換について
MEBT1〜ACSまでの12台のワイヤースキャナーについて、ワイヤーを取り付けるフレームを交換しようと考えています。今日の日々ミーティングに出られた方は聞き及んでいるかと思いますが、セラミックフレームの帯電が原因でビーム軌道に影響を与えるらしいことがわかったためです。
以上が、5月のラン最後に発生したSDTL以降のビームの不規則な横揺れを窺わせるスタディレポートの記述である。最終的に原因はワイヤースキャナーの帯電によるものと推定されたと聞く。
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: 3.2 Run 8 前半のスタディ
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