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: 3.2.3 原因を確定させる事と対応について : 3.2 Run 8 前半のスタディ : 3.2.1 事実の一端:ビームの横揺れー時定数1時間?   目次   索引

3.2.2 どのような変位か

観測されるビームのゆれとは次のようなものらしい。

図 3.1: SDTL以降に発生した中心軌道の突然変位の例
\includegraphics[width=10cm]{PLOT.orbitshift.EPS}

こうした変化が1時間の時定数で起こるとの情報があったが、変化の詳細がわからないので推定がしにくい。とりあえずの筆者の考え方は次のようなものであった。

$\bullet$ 6月5日 reply
N様
複合的でないとすれば、起こる事を確認してから、個々の原因となるべきものを個別にオフして、待てば良いかと思います。これが簡単でしょう。

SDTLはドリフトチューブの中に収束用磁石が設置されていないので、ビームがオフセンターに入射した場合に受ける横方向の力は、高周波発散力だけである。この力だけでは、相当無理な設定をしなければ観測された変位を発生させる事は出来ないし、時定数1時間で元に戻る事も考えにくい。
リニアックで1時間の時定数という現象は、水がらみ、あるいは温度・空調がらみとの関係を連想させる。加速管の関係者ならばそのような発想となるだろう。


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