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2.3 スタディ終了後・メインテナンス

$\bullet$ 7月3日 (金)配信:Subject: S2とS3のQ_再測定結果

RF、空洞各位

先週金曜日の深夜シフトの時に取ったS2とS3のQ値データです。文章は適当にくっつけただけで、推敲は殆どしていませんが、取りあえず早めにデータのみお見せしたかったので、配布いたします。どのデータが正しいのかは、今だ明確ではありません。検討中です。

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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「S02 と03 空洞の中電力でのQ値測定」に示した。

コメント:ほぼ同形のSDTL空洞であるが、片方のQが約15パーセント低く、周波数が2kHz高そうだという。周波数に関しては、設定がよくわからないので、なんとも云えない。Qについては、トンネルへ設置前には通常の値のようだから、設置後に、空洞内のどこかに異常が生じたように思われる。 チューナーを壁まで抜いてQと周波数を測る事も必要であろう。それでもQが低い場合には、部分的にコンタクトが悪い事が考えられる。そうした場合には、アナライザーで測れば、他のモードの変化が認められるかもしれない。その他の事故も色々考えられるので、測定結果により、中を見る事は必要だろう。次メイルのT氏の提案通りで良い。なお4月13日配信のN氏のデータには、有意ではないとのコメントつきであるが、改めて眺めると、片鱗が見えるような気もする。

$\bullet$ 7月5日 (金)配信:Subject: Re: S2とS3のQ_再測定結果

J様・空洞Gr.の皆様へ!!

  昨日(07/04)の空洞打ち合わせに出席できず(RCSの機器視察で徘徊していました)、 申し訳ありません。打ち合わせメモに記載されていませんでしたが、Nのメール、ビームStudyの間接的な報告(正式な報告でないと言う意味)及びエージングデータからS-03−Aの空洞で何か起きています。直ちに、どのような手順で調査するか考察して下さい。
 まず、カプラーからネットワークでRF特性を調べることそして昔のデータ(Aメモ)と 至急比較することを始めてください。最終的には、空洞を開ける可能性が非常に大ですから、メクラ蓋等の準備をすることです。このまま9月のランを実施するような無責任なことは出来ません。

$\bullet$ 7月5日 (金)配信:Subject: [jk-linac:01905] 第80回 J-PARC Linac RF 打合せメモ ('07.7.5)

第 80 回 J-PARC Linac RF 打合せメモ

日 時:2007.7.5 (木) 10:30 〜 12:00
場 所:リニアック棟クライストロン準備室

1. 運転関係
・今期の運転は 6/29 で終了.次回立ち上げは, 9/10 の予定.コンディショニングは 2 週間もらった.
・S3 の 2 空洞間のビームローディングに差がある問題
 - 原因調査のため,片側の空洞を順に離調してエネルギー利得の差を調べようとしたが,完全に離調できなかった.
 - チューナーを動かしてもローディングは変わらないので,差があるのは,位相ではなくて振幅であると考えられる.
 - N氏が各空洞の Q 値の測定を行なった (データー処理中).
 - 他に,S1, S5, S6でも少し差が見られる.
・クライストロン運転時間 (LV ON 時間)は,約 3,000 時間に達した.

ーーーー略ーーーー

2. 保守関係
・ダミーロードつっかえ棒取り付け (7/2)
 DB1 分配器用ダミーロードを交換した際,”つっかえ棒” を付けるのを忘れていたので取り付けた (7/2).
・D1 空洞特性測定対応
 空洞 G が D1 空洞の低電力特性を測定するので,クライストロン出口の E コーナーをはずして同軸導波管変換器を取り付けた (7/2).当分このままにしておく.
ーーーー略ーーーー


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