JLAN利用者各位
標題の件、J-PARC内部公開Webサーバ(www-intra.j-parc.jp)にてハードウェア障害が発生致しました。
急なお知らせで大変申し訳ありませんが、障害切り分け作業のため、本日10時30分より一時的に本システムを停止致します。
また、午後〜夕方頃に再度本システムの停止が発生する予定です。その際には、再度ご連絡を致します。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
6月12日配信:Subject: [jk-acc:03402] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(June 12, 2007 10:00 -17:30)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV, Peak current: 26 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 12.5 Hz
Beam dump: MEBT beam stop
Buncher ON/OFF, Chopper OFF
---------------
3MeV, 26mA加速で以下のスタディーを行った。
・MEBTベンドラインエミッタンスモニターによるビームプロファイル測定
6月12日(火)配信:Subject: [jlan-users:00058] Re: [netg:01105] J-PARC内部公開Webサーバ障害連絡
JLAN利用者各位
本日午前中に下記のお知らせをさせて頂きましたが、障害切り分け作業中に、新たな障害が発生致しました。
このため、J-PARC内部公開Webサーバの復旧には暫くお時間を頂く事になりました。
現在の予定では、最低でも明後日頃までは復旧に時間がかかる見込みです。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
6月13日配信:Subject: DTLカプラー
TS様
6/13、カプラーの状況(聞きかじり情報):
(1)D1がVSWR<1.5以下になるような調整ができなかった。
例えば結合度をオーバーからアンダーになるように減らした場合でも、結合度〜1の状態が見当たらずいつも反射がある(最低でもVSWR〜1.5)。
空洞の前(カプラーの中?)で反射が大きい部分があるかもしれない。なおD2,3も反射はあるが、VSWR〜1.1位。
(2)調整したカプラーの位置が、以前低電力で測定した値とつじつまが合うかは未検討。
(3)コントローラーはまだ1CHしかつかえない。(工具が入手できていない)
(4)D1下流カプラーの動きは怪しい。あまり大きくは動かせない。
夏に確認測定をするのは必須です。D1下流カプラーの修理も。
6月13日配信:Subject: [jk-acc:03404] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 13, 2007 11:30 -19:10)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV, Peak current: 26 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 12.5 Hz
Beam dump: MEBT beam stop
Buncher ON/OFF, Chopper OFF
---------------
26mA, 3MeV加速で以下のようなスタディーを行った。
・MEBTベンドラインエミッタンスモニターによるビームプロファイル測定
・MEBTベンドラインエミッタンスモニターによるエミッタンス測定
これらの測定をもとに、RFQのRF振幅と入射エネルギーを決定した。
6月13日配信:Subject: DTLカプラー調整結果
みなさま へ
昨日(6/12)Jさん、Tさん、Aで行いましたDTL1〜DTL3のカプラ調整結果をお送りします。
昨日の時点ではコントローラーがカプラ2個同時に動かすことが出来ませんでしたので、片方のカプラを動かし、反射の波形を見ながらVSWR値(PM2個使用しタンクPf、Prから計算>ほとんどVSWRメータ表示と変わらず、反射が数kW付近の計算に効果有り)を目標に結合度1.0付近、30mAでの各空洞必要結合度1.5〜1.6になるようにカプラ移動量を調整(確認)しました。現在はオーバーのままエージング中です。なお、エクセルに記入している引き抜き量は、Tさんのメールにありました直線の計算式から出していますので、後日地下で値の再確認が必要と思われます。
>コントローラーは本日Tさんが直してくれましたので2個動作可能になりました。
DTL1下流のカプラは2mm程度引き抜くと動きにくい状況でしたので結合度1は少しオーバー気味の値を記録してあります。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「DTLカップラー調整データ」に示した。
6月14日配信:Subject: 中電力でのチューナー効果測定 - 途中経過
各位
昨晩取ったSDTLチューナーのデータです。
本当は低電力での測定結果と比較して何か言うつもりだったのですが、眠くて(S10,11,12も眠くて測れなかった)ここまでで精いっぱいでした。
クライストロン出力は50kW程度(即ち各空洞に20〜25kW程度入力)。
RFアンプではなくSG出力をRF-SWに入力して、周波数可変にしてチューナー位置と共振周波数を測定しました。低電力の結果と変わってもらってはこまるのですが。
S13以降ではチューナーを110mm以上挿入すると、空洞波形がめちゃくちゃになります。高次モードの影響です。
残りの測定は次回のシフトの時に行います。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「中電力でのチューナー効果測定」に示した。
6月14日配信:Subject: Re: DTLカプラー調整結果
A様
DTLのカプラー調整並びにデータ整理ご苦労様です。また、データの報告有難うございます。詳細な調整方法は分かりませんが、カプラーの調整を実施した旨コミショニングGr.に連絡し、DTLのPHASE SCAN をお願いして下さい。J氏の仕事かも。
当然、ATの調整等々にもビームの振る舞いは影響されますが。先日のメールで言いましたように、RUN7(26mA加速)では、充分にPHASE SCANが実施されていないように思えますので、今ランでは、SCANを実施すると思っています。
6月14日配信:Subject: [jk-acc:03406] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 14, 2007 10:30 -20:30)
-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV/ 55 MeV, Peak current: 26 mA/ 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------
26mA, 181MeV加速で以下のビーム試験を行った。
・MEBTおよびSDTL上流部でのビームプロファイルの測定
・ビーム軌道の安定性の測定
ピーク電流を5mAに下げ、以下のビーム試験を行った。
・ビーム軌道の安定性の測定
・181MeV加速と55MeV加速でのビーム軌道の安定性の比較
6月14日配信:Subject: [lco:00381] beam profile 6/14
皆様
昨日のMEBT1〜SDTLでのプロファイル測定の絵をサイボウズに置きました。
5月のプロファイルとの比較になっています。
加速器グループ > ビームモニタ > モニターログ > 2007 >0614-2007-Profile.doc です。
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引用ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「beam profile 0614」に示した。
コメント:容量のせいか、筆者の安いパソコンでは図の映りが今ひとつである。持てる技術を駆使して見栄え良いファイルを作ってもらいたい。
6月15日 (金)配信:Subject: お願い
J様、A様
今日は現場をさぼってすいません。
さてS3Aでのビーム軌道のずれですが、RF的な原因以外に、機械的な原因もないか確認する必要がありそうです。
温度変化が一番効きそうですので、DTの冷却水温度や、空調の温度がどういうふうに変動しているか調べられますか? それとビーム変動の時間に相関があるかどうか?ビームの曲がる向きはどっちか、など。
もし簡単に調べられたらお願いします。
6月15日 (金)配信:Subject: Re: お願い
みなさま へ
詳細はUさんからNさんへ電話がいくと思いますが、本日のコミッショニング状況を簡単に報告致します。
5mAでタイミングをずらし、S3をデチューンした状態でS2まで加速して、設定値を0としてRFon
>ビームが曲がる気配なし。
S3の真空度が悪くなる設定値にパワーを入れて真空度との関係を見る
>ビームが曲がる気配なし。
S3を定格にして変化を見る
>ビームが曲がり始める。
WSを動作させて変化を見る
>ビームが曲がり始める前の位置に戻った。
簡単ですがこんな感じです。現在モニターグループが詳細を調べています。
WSの初期位置(○が3ヶ有る先端)のワイヤーと本体間のチャージアップを調べ始めています(穴位置を変えると曲がる方向が変化するみたいです)。
下記項目はJさんと検討して、取れるデータから始めたいと思います。
温度変化が一番効きそうですので、DTの冷却水温度や、空調の温 度がどういうふうに変動しているか調べられますか? それとビーム変動の時間に相関があるかどうか?ビームの曲がる向きはどっちか、など。
6月15日 (金)配信:Subject: [jk-acc:03407] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 15, 2007 10:00 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 62 MeV / 68 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg beam dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------
62MeV加速(SDTL2まで加速)および68MeV加速(SDTL3まで加速)で、以下のようなビーム試験を行った。
・ビーム軌道の安定性の測定
6月16日 (土)配信:Subject: [lco:00382] WSMフレームの交換について
lcoの皆様
MEBT1〜ACSまでの12台のワイヤースキャナーについて、ワイヤーを取り付けるフレームを交換しようと考えています。今日の日々ミーティングに出られた方は聞き及んでいるかと思いますが、セラミックフレームの帯電が原因でビーム軌道に影響を与えるらしいことがわかったためです。
今日からは、ビームがフレームの中心部分を通るようフレームを動かして電場が対称化するようにしていますが、(今までは片方に寄せていた)プロファイル測定時にはまた非対称な電場がビームに加わり軌道に影響を及ぼす可能性があるため、金属(アルミ、もしくはSUS)で作り直した場合の費用と納期についてトヤマに見積もりをお願いしました。
可能であれば9月のランまでに交換したいと思っていますが、進展がありましたらまたご報告いたします。
6月16日 (土)配信:Subject: [jk-acc:03408] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 16, 2007 10:00 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz/ 12.5 Hz
Beam dump: MEBT beam stop
Buncher ON/OFF, Chopper OFF
---------------
5mA,3MeV加速で以下のようなビーム試験を行った。
・MEBTベンドラインでのビームプロファイルおよびビームエミッタンスの測定
・RFQのタンクレベルの調整
・MEBTのBPMのBeam Based Caluculation(継続中)
6月17日 (日)配信:Subject: Re: お願い
A様
連絡ありがとうございます。
とにかく空洞が直接の原因ではなくて良かったです。考えづらかったですから。
ただし、
(1)WSMのチャージアップをS3Aのx線が引き起こしているのか?もしそうだとすればS2Bの影響はないのか?
(2)以前、軌道偏向が生じていなかったのはなぜか。(WSNの停止位置が変わったのか?)
といった疑問は残ってます。
様子を観ていきましょう。
なおモニター組がWSMの枠を交換するかもしれない、と報告しています。もしその作業が行われる場合、必ず空洞関係者が立ち会う必要があります。磁石周りかつ空洞の架台上にある物に対する作業なので、(手を貸す必要はありませんが)しっかり監視しなければいけません。
当然Jさんは事前にモニター組作業者に注意事項をしっかり伝えて下さい。
6月17日 (日)配信:Subject: [jk-acc:03409] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 17, 2007 11:00 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV/ 50 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------
3MeV加速および50MeV加速(DTL3まで加速)で以下のビーム試験を行った。
・MEBTのBPMのBeam Besed Calibration(継続中)
6月18日 (月)配信:Subject: [lco:00383] RFQ 出口でのエミッタンス
O様
RFQ出口でのエミッタンスです。
I-in dist trans I-out emit-x(mm-mrad) emit-y emit-z(MeV-deg)
5 WB 0.99831 4.9916 0.172 0.173 0.1124
5 G 0.99146 4.9573 0.219 0.218 0.1255
26 WB 0.98304 25.559 0.175 0.176 0.0717
32 G 0.95322 30.503 0.212 0.212 0.0914
36 WB 0.97755 35.192 0.180 0.182 0.0817
WB emit-in-rms-normalized=0.17pi mm-mrad, waterbag
B 26mAのLEBTでの測定値をもとにしたガウス分布 ref. LINAC2004
6月18日 (月)配信:Subject: [jk-acc:03411] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 18, 2007 11:00 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg beam dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------
5mA, 3MeV加速で以下のようなビーム試験を行った。
・MEBT BPMのBeam Based Calibration(3MeV加速で行えるものは完了)
・MEBTバンチャーの位相スキャン(継続中)
6月19日 (火)配信:Subject: S7参考図送ります。
みなさま へ
RFのSさんがAuto Conditioningと言うモードを作ってくれて、試験的にS7で夜間テストしています。細かい話は分からないのですが、設定値300〜3500までを真空度を見ながら上昇、下降を自動で行ってくれる優れものです(今のところ真空度は2.5E-6から1.0E-4の範囲・指定自由)。
4/16>Sさんがテスト開始
4/17>Nさんがテスト開始
4/18>Aがテスト中
4/16、17のデータを参考程度に送ります。
また、26mA時のオシロデータがDTL3台コピーしたところで終了し、5mAに変更になってしまったため、SDTLの26mAのオシロデータ取れませんでした。申し訳有りません。取りあえず取れた写真だけエクセルに追加しました。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「SDTL7-auto-aging0619」「run8 DTLカップリング0619」に示した。
6月19日 (火)配信:Subject: Re: S7参考図送ります。
A様
面白いデータ供給有難うございます。
昨日(6/18)、原研に行き、今回紹介されたソフトがSさんにより開発されたことをNM氏から聞きました。非常に面白いソフトですね!!非常に役に立つと思います。
以前のように(供給電力と真空度の関係を)図に描がいてみました。6/16と6/17のデータで真空悪化の電力の関係が異なりますが、300kW近辺で真空悪化の電力値が 見られます。この真空度悪化量が徐々に低下していけば、エージングが順調に進んでいると判断できます。添付ファイル参照。
因みに、真空度1*10**-4Paぐらいでもタンクに充分電力が供給できます。
このSさんのソフトを活用し、準夜・夜間のエージングを行えば良いかと思います。 Aさんのように、データtakingしながら。タンクのエージングよろしくお願いします。
供給電力に関して、以前の打ち合わせのような消極的な値でなく、所定のビーム加速に 必要な補償電力+運転時の励振電力+余裕分で行ってください。
将来の長期または加速器立ち上げ時のタンク・コンデショニング(絶対必須です)は、 全く同じ方法で実施出来るように、更にソフトの充実を期待します。
追伸;
運転時の電力供給レベルで、真空度が悪いなあと思われるタンクがありますが、そのようなタンクを出来るだけ早くエージングして下さい。多分、J氏に要請が行き、Aさんにお願いに行くことになるかと思いますが。
6月19日 (火)配信:Subject: Re: S7参考図送ります。
A様
データありがとうございます。
Sさんのエージングソフトは現在試用期間中ですので、いろいろパラメーターをいじって遊んでみたら良いと思います。例えば
(1)設定値の範囲を一番ガス放出の多い所に限定する、
(2)真空度の許容範囲を限定し、じっくりガスだしする、
等々。
うまく稼働するようならば、全空洞で使えるようにしてくれるはずです。
修正や追加も含めて意見をSさんに伝えて下さい。
6月19日 (火)配信:Subject: [lco:00384] Re: RFQ 出口でのエミッタンス
O様
土曜日の5mAでのエミッタンス測定の結果(Buncher on x=1.242, x=0.828 Buncher off
x=1.773, y=0.768 pi mm-mrad rms norm. x:Bon/off=1.43)の、バンチャーon,offでのxのエミッタンスの変化率1.43は、
トランスバースは、下の5mA WaterBag(0.173 pi mm-mrad rms norm.
= 10.82 in Trace3d unit)
ロンギチューディナルは、210 MeV-deg 5rms unnorm.(Trace3D unit)
ならばTrace3dで再現出来ました。
この数字が妥当かは、さらに詳細な検討が必要ですが、まずは、emiti=10.82, 10.82, 210.0 での設定値を作ってみて下さい。
6月19日 (火)配信:Subject: [jk-acc:03414] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 19, 2007 9:40 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV/ 19.7 MeV / 50 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
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3MeV加速で、以下のビーム試験を行った。
・MEBTバンチャーの位相スキャン
19.7MeV加速で、以下のビーム試験を行った。
・DTL1の位相スキャン
50MeV加速で、以下のビーム試験を行った。
・MEBTの最後のBPMのBeam Based Calibration(継続中)
6月20日 (水)配信:Subject: バンチャーチューナー不具合
空洞各位
RF/SさんとBさんより以下の連絡がありました。
*バンチャー用チューナーの動きが逆(位置表示とIN-OUTの向きが逆)になっており、現在はソフトで修正している。原因をはっきりさせ、ハード的に修正して欲しい。
どこかの接続が逆になっていると思われるので、本RUN終了後に確認し修理が必要です。
6月20日 (水)配信:Subject: 6/19のオートコンディショニングモードの状況を送ります
空洞エージングに関係する みなさま へ
Sさんが作成してくれたオートコンディショニングモードでの昨日の空洞状況をまとめました。S1からS12まで動かしており、Pfの山が綺麗に三角になっている空洞、途中から三角になった空洞(真空のインターロック値を変えたのかもしれませんが)等おもしろい変化が見られますので、本日の参考にでも。ネットワークが繋がらずデータ送るのが遅くなり済みません。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「run8 オートエイジング0619」に示した。
6月20日 (水)配信:Subject: [jk-acc:03415] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 20, 2007 9:50 -17:30)
-- Beam conditions --
Energy: 37 MeV/ 50 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
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・DTL2, DTL3の位相スキャンを行った。
・50MeV加速でMEBT最後のBPMのBeam Based Calibrationを行った。
6月21日 (木)配信:Subject: Re: 6/19のオートコンディショニングモードの状況を送ります
A様
データ転送有難うございます。Aさんの指摘通り色々なパターンが見られて面白く眺めていました。各空洞のエージング方法の差が、同じパターンでのエージング(Sさんの意図するエージング方法)により表れた結果でしょう。
どれが良い方法かどうか判定は難しいのですが、色々な方法を再度検証することが必要になると思われます。特に長期shut-down後のコンデショニングを考えた場合必要に迫られることでしょう。判定の難しさと同様に方法の一連化も難しいと思いますが。エージングによる最終的目的が個々の担当者により異なりますので。
暇老人の遊びとして、オートコンデショニングの概念を想像してみました。
ソフトの内容を見れば、自明のことですが。
・励振するピーク電力、電力供給停止真空度(インタロックを使用)、励振電力の上げ幅等を与える。
・励振後、真空悪化時、真空度を読み、所定時間(オートチューナ移動時間+余裕分)後再度真空度を読み、真空改善が大きい(与えられた量以上または励振前)場合は所定の量の励振電力を加えて、空洞に電力を供給する。
真空改善が小さい時、所定量の割合(どのような配分か分かりません)で励振電力を付加する。
真空改善なしの時、新たに励振電力を付加しない。
等々を想像し、遊んでいます。
系統的にエージングを実施することは、エージング中に起こる諸々の現象を把握するの非常に役立ちますので、しばらく(当分)は続けられたら良いと思います。この点で、今回のオートエージング法の開発・制作は非常に意味があり、Sさんには感謝しています。何処かの制御Gr.が優先的に制作すると言っていたこと成し遂げたことにもなりますね!!
真空悪化の場所、原因等々の助けになるはずで、これだけの同じ型の空洞のエージングでどのような事象が把握されたか等々の報告も私は見た記憶がありませんので、面白い結果が得られる可能性があります。以前にも言いましたが、他の関連モニターも随時付加されると良いと思います。
K氏のweb中のコメントに場所等の示唆がありますので、それらも参考に考えて見て下さい。
6月21日 (木)配信:Subject: 6/20のオートコンディショニングモードの状況を送ります
空洞エージングに関係する みなさま へ
昨日の夕方から鈴木さんがS13〜S15までオートコンディショニングモードを入れてくれました。夜間に真空度設定を厳しくした空洞等ありますが、全体の進み具合は見えるのではと思います。PS.S6が20:00頃に一瞬パワーが多めに入っているのが気になりますが。
とりあえず参考程度に。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「run8 オートエイジング0620」に示した。
6月21日 (木)配信:Subject:Subject: [jk-linac:01901] 第79回 J-PARC Linac RF 打合せメモ(07.6.21)
第 79 回 J-PARC Linac RF 打合せメモ
日 時:2007.6.21 (木) 10:35 〜 11:50
場 所:リニアック棟クライストロン準備室
1. 運転関係
・自動コンディショニングモード
- マルチパクター領域でのコンディショニングを進めるためのモードを作成し,試験した.電力の下限 (〜20 kW) と上限 (設定値〜3000) の間を,真空値を監視しながら振幅を上下させた.
- 真空の低下 (コンディショニング効果) が観測された.
- PLC ソフトの完成度,他機能との整合性を考慮し,試験は今回でひとまず終了.
・LLRF PLC の変更 (5 月 28 日〜6 月 21 日分) [配布資料あり]
- メイン画面で以下の主要な操作ができるようにした.
FB ON/OFF,FF ON/OFF,Slow start ON/OFF,Auto Tuner ON/OFF,Quick Recovery ON/OFF
- Slow start で立上げた場合,Slow start 終了後 60 秒たってから Slow startモードが off となり,FF,Quick Recovery が ON となる.
- Slow start 中は Quick Recovery は動作しない.
- リモートモードでの各種機能の ON/OFF,パラメーターの変更が正常に動作することは確認した.
・ビーム軌道の周期的変動
- S3 より下流でビーム軌道が約 1 時間周期で鋸歯状に変動する現象が起きた.
- 最初 RF の変動が疑われたが,振幅,位相ともに変動はなかった.
- 空洞の電磁石の変動かとも考えられたが,磁石を OFF にしても変動は消えなかった.
- ワイヤースキャナーのワイヤーサポート用セラミックが帯電していたのが原因と考えられるとのこと.
・S1-S4 高圧変更に伴う RF trip
- S1〜S4 のコンディショニングを進めるために高圧の値を上げた (〜10 kV) ところ,trip が頻発,位相が回転して,FB がかかりにくくなったのが原因と考えられる.
- 今回は,短期間であったので FB を切って運転したが,恒久的に変える場合にはトロンボーンまたは,FB 系のローテーションを変更する必要がある.
- RFQ のクライストロン出力が飽和に近く,FB がかかりにくかったので,No.1 HVPSの高圧も 105 kV から 107 kV に変更した.影響はなかった.
・バンチャー空洞用チューナー
バンチャー用チューナーの動き (位置表示と In-Out の向き) が逆になっている.現在はソフトで対応しているが,配線を直す必要がある. -> 空洞-G 担当.
・直流高圧電源 trip
今回のランではいままでのところ, DCHVPS の trip は少ない.
4. その他
・ゴミの収集
- ATOX の車が 10 時と 2 時にクライストロン準備室の横を通る.連絡の必要なし.
- ネットをかぶせること (カラスよけ).
- 分別収集にご協力を.
6月21日 (木)配信:Subject: [jk-acc:03416] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 21, 2007 9:30 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 50 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------
50MeV加速(DTL3まで)で、次のビーム試験を行った。
・DTL1へのビームの入射角の調整
・DTL出口でのビーム軌道の補正
6月22日 (金)配信:Subject: DB2のQ値
各位
シフト中にデバンチャー2のQ値を測ってみました。
測定方法は固体アンプの入力にSGを用いて周波数を変化させ、その時の空洞レベルをパワーメータで測定しました。
測定の生データは添付のエクセルファイルにあります。プロットしてQ0を求めた結果は添付PDFファイルです。
結論としては地下設置時に低電力で測定した結果と一致しています。変化なし。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「デバンチャー2のQ値-data」、「デバンチャー2のQ値-図」に示した。
6月22日 (金)配信:Subject: SDTLチューナーデータ追加
空洞各位
先週のシフト時にS10,11,12のチューナーデータを空洞当たり20kW程度を入力しながら取りました。これでデバンチャー以外のSDTLは全て中電力でのチューナーデータは取り終えました。
添付のエクセルファイルは生データと周波数差をまとめたものです。もう一つの添付ファイル(PDF)は今回のデータ(赤線 SDTL-tuner-HP.dat )と昔KEKで測定したデータ(ピンクの四角 SDTL-tuner-LP.dat )を重ねて描いた図です。
昔のデータは書き加えていないので、一部抜けています。この程度の精度でみると両者は良く一致しています。
ご参考に。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「SDTLチューナーデータプロット」に示した。
6月22日 (金)配信:Subject: [lco:00387] BPMのfinetuneについて
lcoの皆様
昨日21日の日々打ち合わせで説明したBPMのfinetuneについての資料は下記にあります。ご参照ください。
「サイボウズ>加速器グループ > ビームモニタ > モニターログ > 2007」0618-2007-BPMfinetune-v003.doc
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引用ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「BPMのfinetuneについて」に示した。
6月22日 (金)配信:Subject: [jk-acc:03419] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 22, 2007 9:50 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 55-94 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------
・SDTL1からSDTL5までの位相スキャンを行った。
(SDTL6の位相スキャンは継続中)
6月22日 (金)配信:Subject: S5までのフェーズスキャン状況です
みなさま へ
本日はS5までのフェーズスキャンを終了S6が途中まででビーム試験を終了しています。UさんよりS6までは定格で夜間キープとの事でしたので、S6までは定格で維持運転しています。
また、S5〜S15までの定格での反射が最小になる(フラット面が最小)チューナー位置を見直すように、との話がありましたので、空洞を定格値(Run7の時のVSWRメータと合う値)に持っていき、Kさんに教えてもらいながら少し変更しました。Uさんは1度でも違うようなら直すようにとの事でしたので、±1度程度直しています(目でオシロの波形を見て判断しているので1〜2度は主観の問題の様な気がしますが)。
せっかく空洞を定格まで持って行ったので、6/23、0:30位までキープしてS7〜S15はオートエージングにして帰ろうと思います。
S1〜S6は真空の悪い値が限定されているので、その近辺で動かしたいのですが、取りあえず定格キープ。
S7〜S15は0設定から定格の1.1倍程度でのオートエージングで動かしたいと思うのですが、Sさんがデータを蓄積されているようですので、あまり勝手に変更するのは良く無さそうですので、Sさんの設定値のままにしておきます。
日曜の夜勤は、JさんとSさんですので、そのへんのお話をして頂けると少しは話が進むかもしれません。が、フェーズスキャンが終わっていると定格キープなのかな?。
取りあえず今日までのパラメータと、6/21のオートエージング状況添付します。空洞パラメータは月曜日の夜勤の時にでも再度更新します。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「run8 rf パラメータ0622」に示した。
6月23日 (土)配信:Subject: [lco:00388] emittance data
皆様
エミッタンス測定のデータは、
/jkdata/jkpublic/accom/linac/mebt1/emitdata/m1b-em-*/
にあります。
*ana-paper*.eps が、比較的見栄えの良い絵です。
run-summary.txtにコメントがあります。
6月23日 (土)配信:Subject: [jk-acc:03421] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 23, 2007 9:40 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 94-181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
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・SDTL6-15の位相スキャンを行った。
・デバンチャー1,2の位相スキャンを行った。
6月23日 (土)配信:Subject: [lco:00389] DTQを変化させた時の,Beam位置変化の傾向、備忘録。
lcoの皆様
昨日22日の日々打合わせで示しました「DTQを変化させた時の、Beam位置変化の傾向について」の備忘録をアーカイブしましたので、ご参考ください。
「サイボウズ>加速器グループ > ビームモニタ > モニターログ > 2007」0621-2007-DTQscan-v001.doc
文書内で使われている絵とdata(xls)も、0621-2007某、で同じ場所です。
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引用ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「DTQとビーム位置変化」に示した。
6月24日 (日)配信:Subject: Re: S5までのフェーズスキャン状況です
Aさんより
Aさんの続きを入力したものです。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「run8 rf パラメータ0624」に示した。
6月24日 (日)配信:Subject: 6/22,23の空洞状況です
みなさま へ
6/22,23の空洞状況送ります。
取りあえず6/23(土)でフェーズスキャンが終了し定格値で固定運転になったようですのでオートコンディショニングモードはもう使用出来ないのかもしれませんが、取りあえず参考程度に。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「run8 エイジング0622」、「run8 エイジング0623」に示した。
6月24日 (日)配信:Subject: Subject: [jk-acc:03422] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 24, 2007 9:30 -19:10)
-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 25/14 Hz
Beam dump: 30-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
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・RCSの電磁石運転のリニアックビーム運転への影響を確認した。とくに影響は見られなかった。
・BPMによる運動量広がり測定のための予備試験を行った。
6月25日 (月)配信:Subject: Re: S5までのフェーズスキャン状況です
A様
毎回、面白いデータを送って頂き感謝しています。有難うございます。私がコメントすべきかどうか分かりませんが、本来、J-PARCの担当の偉い人がコメントすべきことであると認識していますが、簡単に書いてみます。
・”本日はS5までのフェーズスキャンを終了S6が途中まででビーム試験を終了しています。UさんよりS6までは定格で夜間キープとの事でしたので、S6までは定格で維持運転しています。”
多分、スキャンの途中なので、状態の確保を優先しているのでしょう。本来、設定方法及び監視系が完成されていれば、問題ないはずです。ビーム特性の変化の許容範囲並びに再現性・安定性が確保されていれば。
・”また、S5〜S15までの定格での反射が最小になる(フラット面が最小)チューナー位置を見直すように、との話がありましたので、空洞を定格値(Run7の時のVSWRメータと合う値)に持っていき、Kさんに教えてもらいながら少し変更しました。Uさんは1度でも違うようなら直すようにとの事でしたので、±1度程度直しています(目でオシロの波形を見て判断しているので1〜2度は主観の問題の様な気がしますが)。”
現在、チューナの設定方法が上記再現性云々(多分、0.1パーセント、0.1度のオーダの再現性が要求されると思いますが、設定値のエラーでありません)確立出来ると補償されていないので、上記のような調整が要求されたのでしょう。
・” S1〜S6は真空の悪い値が限定されているので、その近辺で動かしたいのですが、取りあえず定格キープ。”
”動かしたい”とは、機器担当者としては良いことです。実際は、色々とややこしいですからね!!
・” S7〜S15は0設定から定格の1.1倍程度でのオートエージングで動かしたいと思うのですが、Sさんがデータを蓄積されているようですので、あまり勝手に変更するのは良く無さそうですので、Sさんの設定値のままにしておきます。日曜の夜勤は、JさんとSさんですので、そのへんのお話をして頂けると少しは話が進むかもしれません。が、フェーズスキャンが終わっていると定格キープなのかな?。”
”エージングしたい気持ち”は上記と同じで、上司(誰か?)がどのように対応し、機器担当として判断し、振舞うか興味がありますね!! 期待していいのかどうかも問題ですね!!
出来るだけ機器の性能が発揮出来るように、今後も色々提案して下さい。
以上 色々蛇足を書きました。
6月25日 (月)配信:Subject: Re: 6/22,23の空洞状況です
A様
今日も面白いデータ有難うございました。
前のメールでも書きましたが、色々な事情で浅野さんが感じる雰囲気になっているのでしょう。この雰囲気が良いとは全く思いませんが、雰囲気は理解できます。そのような雰囲気を打破し、機器の良好な運転を確保する手段・環境を作り出すのも、J-PARC担当の偉い人の重要な仕事です。”更に偉い人”からの文句を受けないように振舞うが仕事ではありません。”更に偉い人”が正しい判断をしているかどうか疑問がありますね。
と言った環境下でも頑張って下さい。
6月25日 (月)配信:Subject: Re: 6/22,23の空洞状況です
A様
資料どうもありがとうございます。
6/22の朝帰宅してから、先ほどまで空白期間となってますのでこれから状況を把握したいと思います。
6月25日 (月)配信:Subject: 次回ランからの f0 セットについて
各位
空洞の共振点 (f0) の設定方法については 4/13 のメールでお伝えしましたように以下の三つの方法があります.
(1) 共振曲線が最大となる周波数を f0 とする.
(2) 位相流れがフラットとなる周波数を f0 とする.
(3) 反射波の谷が最小となる周波数を f0 とする.
前回の測定では方法 (1) と (2) は平均値では 0.26 kHz で一致したものの,最大で 2 kHz 異なる場合がありました.また,方法 (3) では 3 kHz 違うケースがありました.周波数が 1 kHz 違うと位相は約 5 度違ってきます.(1) と (2) が違う原因についてはいまのところ不明ですが,方法(3) については方向性結合器の方向性が十分でないことが原因
と考えられます.
[反射波最小法の欠点]
方向性結合器の結合度 = 60 dB,方向性 = 35 dB からすると,クライストロン出力 = 1 MW のときに,反射波ポートに入り込んでくるクライストロンからの電力は 0.3 mW (=1MW - 95 dB)となり,無視できない.この電力 (ベクトル) はチューナーの動きに関係なく一定であり,反射ベクトルとの合成値がゼロに見えるとき (「谷」がゼロのとき),実は反射はゼロではない,というようなことが起こり得る.
4 月に測定したときには,反射波の波形,位相流れの波形が歪んでいるケースもありましたが,これはコンディショニングが十分進んでいなかったことによる放電の影響と思われます.電力依存性についても調べる必要があります.
ビームコミッショニングの "進展" 具合からすると,そろそろ f0 の精度が影響を与えそうですので,次回のランの始めに再測定を行なう予定です.
6月25日 (月)配信:Subject: SDTL空洞真空度と供給電力の関係図
皆様
A・S両氏によるエージングデータを真空度と供給電力の関係(以前にも送りましたが)を図にしてみました。添付ファイルで一部を見ることが出来ます。詳細はサイボウズのLDT/作業と云々に入れました。
S-03;ヒステリシス-likeな振る舞いが見られる。オートチューナの出入りに関係するかも
再度供給電力の上げ下げとの関係を調べる必要がある。
ビームの有無とは関係なかった。厳密には、Study中/no-Study中ですが。
S-03,04,05,06の高電力供給時の真空劣化がエージングで抑えられるかどうか?
オートチューナとの関係は?
等々調査する項目が増えた。
検討よろしくお願いします。空腹につき適当に書きました。悪しからず。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「真空度と供給電力の関係(4MB)」に示した。
6月25日 (月)配信:Subject: Re: SDTL空洞真空度と供給電力の関係図
T様
検討用資料ありがとうございます。
しかし、この資料は重いです。私のノートPCではページをめくるのがつらい。(A4で打ち出したら、私には小さ過ぎた)
6月25日 (月)配信:Subject: [jk-acc:03424] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 25, 2007 11:00 -20:40)
-- Beam conditions --
Energy: 50 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------
・50MeV加速でビームプロファイル測定を行った。
6月25日 (月)配信:Subject: [lco:00390] beam profile 6/25
皆様
昨日のMEBT1〜SDTLでのプロファイル測定の絵をサイボウズに置きました。
加速器グループ > ビームモニタ > モニターログ > 2007 >0625-2007-Profile.doc です。
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引用ドキュメントは、ここには添付しない。添付に耐える解像度(参考資料:山口先生のお叱り)で作られていないからである。はたして、10年後に「自反而縮」と胸をはれるのかな?
6月26日 (火)配信:Subject: SDTL空洞真空度と供給電力の関係図続き1
皆様へ!!
昨日、空腹にも関わらず下記メールを送りましたが、2007/06/21 S-03-Aのデータで供給電力の上下方向による真空度の変化を図に描いてみました。添付ファイル参照して下さい。
ヒステリシス-likeな真空度の変化は、供給電力の上下方向に関係することが分かりました。ひょっとすると厄介な問題かと思われます。お喜びください。夏の仕事が増えるかも。お金がいるかも。担当者しだいですが。皆様でお考え下さい。S-03の運転電力は一番ややこしい領域になっていますから。
原則的には、他の空洞も調べる必要があります。
追伸;
KB様、S-03-Aにはもう一台イオンポンプが設置できませんでしたか?せめて真空度を上げる必要があるかもしれません。担当者の意思しだいですが。検討して下さい。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「オートチューナーと真空度の関係」に示した。
6月26日 (火)配信:Subject: 夜間高めのエージングをしてみました
みなさま へ
昨日はビーム試験中に空洞が落ちやすいとのコメントがあり、Nさんの準夜勤から私の夜勤にかけてRun8定格の1.1倍程度のパワーで夜間エージングを行いました。本日は181MeV試験らしいので少しくらい効果があるのか、ないのかと言った感じですかね。
だんだん無駄に大きいファイルは不要かと思いますが、空洞の状況を誰かに聞かれたときの参考程度にはなるかと(今回はいつもと異なるプログラムを動かしているため)。
また、いつもはランの最後にまとめるのですが、夜間暇でしたので15分のファイルも少しまとめました。
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「run8 エイジング0624」、「run8 エイジング0625」に示した。
6月26日 (火)配信:Subject: [jk-acc:03425] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 22, 2007 10:00 -20:35)
-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 / 0.25 msec, Repetition: 2.5 / 5 Hz
Beam dump: 0-deg dump, 30-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
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・181MeV加速、行き先0度ダンプで、横方向のマッチングを行った。
・181MeV加速、行き先30度ダンプで、0度ダンプに透過してくるH0をワイヤースキャナーで測定した。透過してくるH0は測定限界以下であった。
・181MeV加速、行き先0度ダンプで、ハイデューティー運転(ロングパルス)を行った。
ピーク電流 5mA、パルス幅 0.25ms、繰返し 2.5Hz、ビーム出力 約570Wで、ビーム運転を約1時間保持した。
さらに繰り返しを上げ、ピーク電流 5mA、パルス幅 0.25ms、繰返し 5Hz、ビーム出力 約1.1kWで、ビーム運転を約30分保持した。
6月27日 (水)配信:Subject: [jk-acc:03426] Re: Study Summary
J-PARC Study Summary wrote on 2007/06/26 20:35
> BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 22, 2007 10:00 -20:35)
>
> -- Beam conditions --
...
It seems the date of this entry is 4 days in the past.
Same on the upper entry in the Web page :
http://www-cont.j-parc.jp/cont/accsts/li/LinacStudySummary.html
Sincerely,
6月27日 (水)配信:Subject: [lco:00392] beam profile and SCT for 250us 6/26
皆様
昨日のプロファイル測定の絵をサイボウズに置きました。加速器グループ > ビームモニタ > モニターログ > 2007 >0626-2007-Profile.doc です。
それと、250μs時の0度ダンプでのSCTのオシロの絵も置きました。加速器グループ > ビームモニタ > モニターログ > 2007 >0626-2007-SCT-DB0-250us.tif です。
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引用ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「070626プロファイル測定の絵(3.2MB)」に示した。
6月27日 (水)配信:Subject: [jk-acc:03428] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 27, 2007 9:30 -21:05)
-- Beam conditions --
Energy: 3 MeV/ 181 MeV / 68 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: MEBT beam stop / 0-deg dump
Buncher ON, Chopper ON
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5mA, 181MeV加速で、以下のビーム試験を行った。
・1バンチ運転(チョッパー繰り返し470kHz、ビームオン比30パーセント)の試験を行った。
・比較のための2バンチ運転(チョッパー繰り返し940kHz、ビームオン比60パーセント)を行った。
5mA, 68MeV加速(SDTL3まで加速)で、以下の試験を行った。(途中でパルス幅を0.05msから0.2msにのばした。)
・SDTL2空洞間のビームローディングの差の測定
6月28日 (木)配信:Subject: [jk-acc:03431] 6/27:1バンチ運転試験結果:速報
皆様
6月27日(水)にリニアック・RCSで行った1バンチ運転試験結果の速報です。
本スタディは1バンチ運転時と2バンチ運転時のビーム状態の違いを抑えることを目的に実施しました。そのためTOF測定によりエネルギー測定ならびにBPMによる位置測定を行い、両者の比較を行いました。
目的であった1バンチ運転と2バンチ運転の比較は概ねうまくいき、
中心エネルギーの違い 最大0.11%
位置のずれ 最大0.15mm
と言う概算結果を得ました。一部データが不確かな部分や、疑問点もいくつかあり、現在データを精査中です。
1バンチ運転の可否につきましては、リニアックのみなさんと実験結果をつきあわせた議論が必要と考えており、本速報では言及しませんのでご了承ください。
最後になりましたが実験に協力・参加していただいた皆様、特にリニアックの皆様にはいろいろご指導頂き、ありがとうございました。
なお、もう少しまとまった段階で測定体系、測定結果(実測データ)、考察等まとめ報告いたしますのでよろしくお願いいたします。
6月28日 (木)配信:Subject: [jk-acc:03432] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 28, 2007 10:00 -21:00)
-- Beam conditions --
Energy: 57-87MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
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57MeV加速(SDTL1まで加速)から87MeV加速(SDTL6まで加速)で、以下のビーム試験を行った。
・SDTL2空洞間の振幅差の測定
コメント:ビームを使って、SDTL2空洞間の振幅差を測るという発想と方法は面白い。位相の差(2種類ある)をきちんと分離できるのか、それとも、それほどの精度はいらないと考えるのか。こみでよいのか。
6月28日 (木)配信:Subject: 夜間の参考に
みなさま へ
気が付いたらこの時間になってしまいましたが、NMさん、Jさんが行った昨日の夜間エージング状況をお送りします。
本日の夜間での参考にでもなれば。
S1〜S8はデチューンしてましたので落ちやすいかもしれませんが、取りあえず定格付近で立ち上げました。良かったら夜間上げて下さい。
6月29日 (金)配信:Subject: オートコンデショニングモードでの一例
AN様及びRF-Gr.の皆様へ!!
Sさんの制作したソフトで空洞のコンデショニングを行い、Aさんからその結果の報告を受けています。既に、空洞Gr.には報告済ですが、面白そうな現象がありますので報告します。添付ファイルに図を示します。
・S-01からS-06の空洞では、供給RF電力の上下の方向で、真空度の変化が異なります。 特に、S-03,S-04では運転時のRFレベルで真空度が悪くなります。多分、供給電力を変えるとオートチューナも動かしていると思っていますので、オートチューナの駆動方向によるチョーク部の間隙の変化も効いているのかもしれません。当初(昔々)、駆動によるチューナ中心のズレが大きく、0.数mm以内にズレが小さくなるように改良したはずですが、それでも大きかったのかと懸念しています。具体的数値は、私の当時の出張報告並びにKZ氏(名航)の報告(空洞Gr.が持っているはず)を見て下さい。
・S-07以降の空洞とS-06までの空洞では、チューナの位置が異なっていますので、それによる効果も見られます。
・特に、S-03,-04の空洞に関しては、オートチューナ近傍に設置されているRF-ピックアップでなく、固定チューナ近傍の物(出来るならばチューナから外れた物)を使用されることが望まれます。これに関しては、J-PARC空洞担当者からの指示が後日あるかと思いますので、単なる 参考意見です。
また、S-03-Aの真空度が悪く、上下による差も大きい。チューナの駆動もcheckが必要かも?
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第7章の参考文献「RF上下による真空度変化を把握す」に示した。
6月29日 (金)配信:Subject: [jk-acc:03433] Study Summary
BEAM STUDY SUMMARY(Jun. 29, 2007 9:40 -12:10)
-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV/ 50-78 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 25 Hz / 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper ON/OFF
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・181MeV加速で、ハイデューティー運転(高繰り返し)を行った。
ビームエネルギー181MeV, ピーク電流5mA, パルス幅0.05ms, 繰り返し25Hz
チョッパー繰り返し940Hz, チョッパービームオン比60パーセント
ビーム出力 約680W状態を約30分間維持した。
・繰り返しを2.5Hzに下げ、50MeV-78MeV加速(SDTL1まで加速〜SDTL5まで加速)で、SDTL2空洞間の振幅差の測定を行った。