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原研:中性子科学研究の加速器

筆者は中性子科学研究計画検討委員会の加速器専門部会の委員となり、かなり率直な意見を述べた。当時の原研の加速器計画は、今から振り返ってみれば、最終段に超伝導空洞を使ってはいるけれど、第一世代タイプのリニアックをそのまま模倣しており、即ち30年昔の古色蒼然のデザインであった。その後、当時のKEK西川所長から、「原研の人々に古い時代遅れのデザインである事をしっかりとわからせてほしい」との御希望を直接うかがったので(1997年9月16日)、まだ努力不足と感じた次第である。