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3.2.3 原因を確定させる事と対応について

6月17日のメイルにN 氏が書いているように、今回の現象は、その原因をきちんと解明するべきであろう。なんらかの条件が重なって起こった可能性もある。筆者でさえも、実は帯電によるビーム変位という現象を複数回経験している。それらは、いづれもビームモニターがらみである。ひとつは、電子ビームを光らせるための蛍光板のフレームが浮いていたというものであった。類推を広げれば、モニターに携わる方々にとっては、モニターの帯電は当然の如く考慮されるべきものと考える。
更に、ビームを実際に観測する事に直接かかわる経験を積んだ多くの人々にとっては、帯電という現象は、結構親しみある体験だった可能性も考えられる。故に、今回の事象の具体的内容が、早いうちに公表されていれば、複数の方々からの的確なアドバイスの可能性があったのではないか。さすれば、5月中旬から6月中旬まで、「ビーム軌道の安定性の確認・測定」にスタディ時間を費やする事は回避出来たかもしれない。


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