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: 6.2 エネルギー測定の評価 : 6. 2月第3・4週:070213〜 : 6. 2月第3・4週:070213〜   目次   索引


6.1 第3週のSDTLエネルギー測定データ等

$\bullet$ 2月16日の配信メイル:[lco:00292] ビームデータ回覧(2007.Feb16)「181MeVエネルギー測定の状況」

LCOの皆様

本日のFCTを用いた、181MeVのエネルギー測定の状況です。
ご参考ください。
(png書式が,結果です。doc書式が,設定等の詳細をまとめた備忘報告書です。)

FromS.S.for 制御室+コミッショニングチーム
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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第2章の参考文献「SDTL 測定エネルギー」に示した。この測定結果の解析は第6.2節に示す。

$\bullet$ 2月17の配信メイル:
BEAM STUDY SUMMARY(Feb. 17, 2007 10:00-18:00)

-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------

181MeV加速(行き先:0度ダンプ)でモニターの調整を行った。

$\bullet$ 2月17日の配信メイル:空洞の安定度 Date: Sat, 17 Feb 2007 21:17:57

現在準夜勤務中。そしてDTL-SDTLは全て安定です。
18:30頃までビーム加速をしていたが、その間はS7A-BとS14A-Bが30分毎くらいにトリップしていたらしい。
(日中、ASさんがシフトで数えていた)しかしビームがOFFになってからは安定になった。

本ランはビームを加速してFCTやBPMの調整はしているが、ビームの軌道、空洞位相、空洞振幅などの調整はせず、2/21の施設検査までは前回181MeVを達成した条件をそのまま維持するつもりらしい。
従って、各空洞でのビームローディングなどはばらばらであり、最後の6空洞で無理やり181MeVにした状態はそのまま凍結してある。つまりS7やS14が不安定なのはビームが悪さしている可能性が高い。

ビーム無しでも不安定であったならば、今夜エージングをやり直すかと思っていたのだが、安定なのでやめた。このまま様子を観ます。

$\bullet$ 2月18日配信メイル:[lco:00293] Trip rate
皆様、

参考までに、今日のトリップレートをお送ります。
MPSのパネルの「Error events」に表示されたメッセージをカウントして作りました。

図 6.1: 添付図 1 :今日のトリップレート
\includegraphics[width=12cm]{triprate0218.EPS}

$\bullet$ 2月18日配信メイル:BEAM STUDY SUMMARY(Feb. 18, 2007 9:40-18:30)

-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper ON/OFF
---------------

181MeV加速(行き先0度ダンプ)で、以下の試験を行った。

・モニターの調整
昨日、不具合の見つかった回路(FCT用位相検出器1台、BPM用ログアンプ1台)を交換した。
・181MeVでのチョッパー動作試験
チョップされたビームを181MeVまで加速し、直線ダンプまで導くことができた。

$\bullet$ 2月18日配信メイル:各ラックを見回ってきました。
みなさま へ
準夜勤中特にエージングする空洞が有るわけでもないため簡単にパラメータをまとめました。
(各ラックの振幅、位相、AT位置、真空度、ギガトロPM、サムウェイVSWR METER値です)
本日は18:35位までビーム試験を行い、17:00頃よりチョッパーを入れた運転をしていました。
本データは18:00前後に各ラックを見回った時に記録した物なので、参考程度に。

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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第2章の参考文献「Run4-tank-parameter」に示した。

$\bullet$ 2月19日(月)配信メイル:Re: 空洞の安定度
N氏・皆様へ

  tripする原因(インタロック)が何であるか知ることが大切です。
 単なるビームloadingによるタンク側の条件の変動による反射ならば、当然そのようなインタロックが動作します。
 タンク波形等々のモニターが大切です。

$\bullet$ 2月19日(月)配信メイル:[lco:00294] Re: Trip rate
Jさん

Tです。
MPSに表示されている内容について説明の補足を・・・

現状の、MPSの信号流れと運転の手順です。

1、RF系のFASTインターロックがはたらく。
2、RF系でトリップする。(1ショット内放電の場合は、RF側PLCにて500msec以内に自動復帰)
3、FASTインターロックからの信号がMPSユニットへ出力される。
4、MPSは、ハードワイアロジックのために、RFのFASTインターロックが発報すると
  ただちに(RFQのLLRFのピンダイオードを抜く&ISのアークタイミングをずらす)
  ビーム停止。4μ秒程度でビームは停止する。
  RFQのピンダイオードは、タイミングがずれると自動的に復帰。
5、VMEはインターロック信号を常時モニタ(EPICSの機能:500msecでLooP)しているので
  RF系FASTインターロック検知で、MPS画面にその内容を伝え画面表示する。
7、発報したことを「パオーンという象の泣き声」で、シフトリーダーに伝える。
8、シフトリーダーは、マニュアル操作にてアークタイミングを元にもどして運転再開。
9、「RF系が落ちたが、運転は再開されている」という放送を流す。

となっています。

ただ、現状、VMEの監視ループが500msecなので、RF系の自動復帰機能の速度500msecとのタイミングによって、MPSが動作しても、表示画面に何処のRF系で落ちたかが表示されない場合が何度かあります。
VMEの監視速度を100msecに上げるとその問題は解決できます。(次のRUN以降はそうするつもりです)よって、Jさんの添付してくださったデータには、「何処で落ちたか」ということが記録されていないMPS発報分が、何点か抜けていると思われます・・・。

$\bullet$ 2月19日(月)配信メイル: [lco:00295] Re: Trip rate
T様、

NYです。
VMEで信号を監視しているボードは割り込みを発生できますか?
であれば、PollするよりはVMEの割り込みで読み取った方がよいように思いす。
当面は、SCAN rateをあげることで対処できるとは思いますが。

MPSの発報(できれば追加情報を)Zlogに自動的に追加することを検討したいとおもいます。MPS関連のレコードリストをいただければありがたく存じます。

$\bullet$ 2月19日(月)配信メイル: Re: 空洞の安定度

U様

仰せの通りなんですが、現時点では原因が何であれRFパルスが途中で止まった場合、反射とVSはタンク2つとも反応してしまいますし、時間分解能がないため、最初の原因は判別できません。自動リセットにしてあるためオシロ画面からの判別もできません。道具立てから考えてみます。

$\bullet$ 2月19日(月)配信メイル:Re: 各ラックを見回ってきました。
A様

Nです。記録ご苦労様でした。

皆様、(釈迦に説法でしょうが)データに関し補足説明しておきます。

1.
SDTL各空洞のVSWR値はオーバーカップリング状態ですのでそのままカプラーの結合度になります。 この数値が以前我々が結合度として測定した数値と一致していないこと、かつ空洞AとBでそろえたはずが 食い違っていることにお気づきと思います。

これは空洞の共振点がずれているからです。現在の自動チューナーの合わせ方がまだ発展途上段階であるため2空洞の共振点の324MHzからずれが各空洞で異なっているために結合度が変化します。
チューナーの合わせ方をこれからRFグループと共に考える必要があります。

2.
T1とT2という空洞内のRFパワーは位相スキャン時に位相と共に記録され、以後使用されるべき値です。 換算係数の入れ直し(校正のやり直し方は要検討)も近い将来必要でしょう。

3.
SDTLの空洞レベルは現時点では適当に決めてあります。(TOF精度が悪かったから)
例えばS6はやけに大きくS7は投入パワーが小さい。これはS6で加速し過ぎているからS7を下げて合わせている。
つまりS7に入るビームの質は?なわけです。S7のビームON時のtrip率が高いのはこの為かもさいれません。
S14,15も同様です。S13,14,15で無理やり181MeVにしていますから。

Jさんから配布されたtrip rate はビームON時であり、その値が現在の空洞とビームの調整具合から言って空洞の調子をそのまま表してはいません。ご注意下さい。
なおMPSには関係ないため記録が発表されていませんがRFQは日々数百回tripしています。ご参考に。 まとめはその内RFグループから発表されると思います。

$\bullet$ 2月19日(月)配信メイル:[lco:00298] チョッピングによる電荷量変化
Tです。

昨日、チョッパを動作させたそうですが、「その時のチョッピングによる電流量を評価しておいてくれ」とVさんに頼まれました。

SCT⇒WEで計測したデータと、同時計測しているSCT⇒粒子数監視装置のデータにて電荷量を評価しました。
添付の通りですが、チョッピングによる電荷量は、前後で大体49%程度になるようです。
(粒子数監視装置は、ちゃんとチョッピング前後の電荷量を検出してインターロックがかけられるようになっていました。)

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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第2章の参考文献「チョッパービームの電流量について」に示した。

$\bullet$ 2月19日(月)配信メイル:BEAM STUDY SUMMARY(Feb. 19, 2007 10:00-20:00)

-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05/0.02 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump/30-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------

181MeV加速(行き先0度ダンプおよび30度ダンプ)で自主検査を行った。
0度ダンプ:パルス幅0.05msec
30度ダンプ:パルス幅0.02msec

その後、行き先を0度ダンプに戻し、以下のような試験を行った。
・BPMのbeam based calibrationのアプリケーションの動作試験

$\bullet$ 2月20日(火)配信メイル:[lco:00299] ビームデータ回覧 (BPMのビームを用いた較正(BBC)の状況)

lcoの皆さま

BPMのBBCの状況を回覧します。ご参考ください。
(速報v001の文書ですので、要点のみの箇条書きでの回覧です。)

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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第2章の参考文献「BPMのビームを使った位置較正の状況」に示した。

$\bullet$ 2月21日(水)配信メイル:BEAM STUDY SUMMARY(Feb. 21, 2007 9:00 -18:50)

-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05/0.02 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump, 30-deg dump
Buncher ON, Chopper ON/OFF
---------------

10:00ごろより16:00ごろまで、運転時検査を受検した。
パルス幅0.05msec、行き先0度ダンプで、検査を開始し、途中、パルス幅 0.02msec、行き先30度ダンプに切り替えた。

運転時検査終了後、パルス幅0.05msec、行き先0度ダンプに戻し、以下のような試験を行った。

・チョッパー運転時のビームモニターデータ取得試験

$\bullet$ 2月22日(木)配信メイル:BEAM STUDY SUMMARY(Feb. 22, 2007 10:00 -18:30)

-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------

181MeV加速(行き先0度ダンプ)で以下のような試験を行った。
・0.1Hz運転
・シングルショット運転
・モニターの調整
・SDTL位相スキャンアプリの動作試験(エネルギー計測部分)

$\bullet$ 2月23日(金)配信メイル:BEAM STUDY SUMMARY(Feb. 23, 2007 9:40 -12:00)

-- Beam conditions --
Energy: 181 MeV, Peak current: 5 mA, Pulse width: 0.05 msec, Repetition: 2.5 Hz
Beam dump: 0-deg dump
Buncher ON, Chopper OFF
---------------

181MeV加速(行き先0度ダンプ)で、以下のような試験を行った。

・BPMのBBC(beam based calibration)のアプリの動作試験
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Web page : http://www-cont.j-parc.jp/cont/accsts/li/LinacStudySummary.html

$\bullet$ 2月27日(火)配信メイル:Subject: データ追加してみました。

みなさま へ

K先生にご助言を頂き、デザイン値およびTさんのMDTFISHで計算した値を使用して、T1/T2(空洞RF)から推定される加速電場値との比較をしてみました。
今回見切り発車で表を作ってしまいましたので、更に見にくくなってしまいましたので入力、計算間違い等も含め、次回Run5の夜勤時でも見直そうかと思います。

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添付ドキュメントは、本ホームページのトップページの第2章の参考文献「Run4-tank-parameter070227」に示した。


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